client work
kuppography オリジナル着物
スタジオ クッポグラフィーからご依頼を受けて、
七五三のオリジナル着物のための
テキスタイルを制作しました。
新しい出会いや、発見無限大に広がる未来、
子どもたちへ想いを込めて4つのグラフィックを制作。
自分の作ったグラフィックが着物になりました。
着物や撮影についての詳しいご紹介とお問い合わせは
クッポグラフィーのサイトをご覧ください。
https://www.kuppography.com/2024-new-kimono
それぞれのグラフィックにはスカーフと同じように
ストーリーがついています。
こちらでもご紹介させてください。
新芽や蕾はまだ曖昧な色をしていて
朝露を纏って日に日に色を増やしていく
おはようと、おやすみを繰り返して
わたしたちは家族になっていく
突然目の前が光で溢れ産声を上げた
その日から色というものを知った
世界にはまだ見たこともない色で溢れている
どこからが空なのだろう
手の届かない数センチ先はもう空なのかもしれない
そしてそのずっと先には宇宙が広がり続けている
目の前いっぱいに咲く花を見上げた顔を覗くと
花々がその瞳に映り込んでいた
今日のことをあなたは覚えていないだろう
ならば、私が代わりに覚えておくことにしよう
その花の可憐さや、花を揺らす風の音も
今回のご依頼は第二子を産んだ数ヶ月後にお話をもらい、
バタバタな中制作となりましたが、
七五三という子供の大切な節目のための
グラフィック制作ということもあり、
いろいろな思いを込めて作らせてもらいました。
柄だけじゃなく、それぞれのストーリーもとても気に入っております。
自分はもう三歳の記憶などはないに等しいとおもえば、
自分の子供もこの濃い(濃すぎる) 毎日を
大人になる頃には覚えてないのでしょう。
だとしても、無事に三歳、五歳、七歳と大きく成長できたことを
喜ぶ家族の気持ちが笑顔となり、写真におさまることで、
子供の記憶の代わりに残っていく。
その大切な瞬間に自分の作ったものを着ていてもらえるだなんて
本当に素敵な機会をいただきました。
今回から着物と同じ柄のハンカチも制作してくださったようで、
撮影した方に特別特典としてプレゼントされるようです!
みなさんのお子さんに着物をきて撮影してもらえたらうれしいです。