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check series
規則正しく、意識しなければ気づかない。
淡々とした毎日のなかで、足を止め、ふと疑問に思うと
いろんなことがわからなくなったりする。
透明な違和感を見つけて。
tide
潮の満ち引きのように
大きすぎて手に負えないものに
引き寄せられて生きている。
規則正しく流れる時間の中で
偶然を繰り返して生きている。
生まれたときから、息をする術を知っている。
でもなぜ心臓か動くのかさえ、理解できないでいる。
意識の届かないところで
今日も明日の私へ真っ赤な血を送っている。
flow
地下鉄の階段をあがると雨は止んでいた。
となりで空を見上げる人の頬の色。
朝が終わりかけている陽の光に照らされる常緑樹。
遠くには真っ黒な雲が浮かんでいた。
この景色の一部となってひとり深呼吸をしている。